住まいnet新潟 vol.27 (P42〜)掲載情報

(株)稲垣建築事務所

開放感の中、異素材が融け合う住まい

無垢の木、外壁材、ステンレス。大きくひとつながりになった住まいには
さまざまな素材が融け合い、きりりとした空気感を生んでいる。


 長女が生まれて数年、「二人目が生まれるまでには」と家づくりを決めたH家。土地を購入したところで次はビルダー選び、と進むところだが、Hさんには決めていた会社があった。「稲垣建築事務所で、と思っていました」。屋根や外装工事の会社を経営しているHさんは、同社と仕事上のつながりもあった。ただし、つながりなら他社にもある。「普段からいろんな現場に入っていますが、稲垣さんのところは、まず構造とか見えなくなる部分をしっかり丁寧に造っている。長い目で見た時に安心できると思ったんです。仲間内でも『稲垣の家はいい』というのは評判です」。加えてHさんは「木をデザインする」という同社の設計理念にも引かれていた。「どこでもできる、どこにもあるというデザインではなく、明らかによそとは違う。それがよかった」。稲垣建築事務所には自社大工がいる。現場を知り尽くしたHさんが、プロの目で選んだその腕と、ほかにはない設計力を認めての依頼だった。
 H夫妻がリクエストしたのは、キッチンからぐるりと見渡せるLDK。キッチンカウンターとテーブルは一直線につなげること、一角に小上がりの和室を置くこと、さらにリビングから階段を伸ばすことなども一緒に要望したという。稲垣建築事務所からは、オープンにつながる大空間ながら、随所にアクセントを効かせたプランが提案され、家づくりが始まった。 ……続きは誌面でどうぞ

玄関の壁面には、外壁と同じ素材を使い、外とのつながりを表現。建具はレオラスチック

壁面には大きな窓が2つ。リビングとダイニングに明るさと心地よさを届けている。窓際の天井の寄せ木張り、左手のTV裏の外壁材がアクセントに

キッチンとダイニングを一直線に、リビングと小上がりの和室を手前にまとめ、大きくひとつながりになったLDK。左手、天井は端材でつくった寄木張りとし、その下、斜めにステンレスブレースを配して構造耐力とデザインを両立

キッチンとダイニングを一直線に並べ、その裏には収納とカウンターをまとめて。収納は引き手の部分にも木を採用、収納の間の壁には外壁材を張って

ダイニングのそば、壁際に勉強もできるカウンターを設けた。左手の棚にはこれから長女のランドセルなども置く予定

キッチンに立つとこの風景が広がる。すべてのスペースが見渡せるレイアウト

小上がりの和室の天井と吊り棚の戸にはレオラスチックという木、壁には植物模様のクロスを採用

2階にある子ども部屋は将来、仕切れるように設計。床はメープル

ビルダー情報

会社名 (株)稲垣建築事務所
代表者名
建築業許可番号 新潟県知事登録(般-19)第17419号
所在地 〒9402106 新潟県長岡市古正寺2-14
電話番号 0258-27-0900 FAX番号 0258-28-0439
営業時間 定休日
設立 昭和37年 資本金 1,000万円
業務内容
取扱い工法 主として在来木造・鉄骨造
価格の目安 平均的坪単価 40〜70万円未満
アフター保証
取扱いエリア
取扱い坪単価 施工実績
ホームページ http://www.inagaki-architect.com
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