景色を取り込む
伸びやかな住まい

自然豊かな場所に立つN邸。
アウトドア好きの家族のために
景色を大きく取り込み、
外遊びも楽しめる空間が生み出された。


　転勤の多いNさんが家づくりに踏み切ったのは、長男の小学校入学がきっかけだった。「転勤は続くかもしれませんが、家族の居場所を定めたいと思って」。そこで生まれ育った柏崎に土地を探し、同時にビルダーを調べ始めた。N夫妻には、譲れないイメージがあった。一つは木をふんだんに使うこと、もう一つは薪ストーブを入れること。「祖父の家に薪ストーブがあったんです。大変さも知っていたけれど、それ以上に魅力を感じていたので、やはり家を建てるなら欲しいと」とはご主人。そこで木と薪ストーブ、2つの要素からビルダーを探したが、「いいかな」と思ったところには限界が見えた。「自由設計と言っていてもテイストは決まっていて、動かせそうになかったんです」。そんな時、BANhomeのモデルハウスを訪れた。柏崎インターチェンジ近くの国道沿いにあり、車で前を通るたびに気になっていたのだという。「いい感じでした。家もよかったですし、担当者も丁寧に対応してくださって」。そのモデルハウスに薪ストーブはなかったが、これまで同社が手がけた住まいを見せてもらうと、薪ストーブのある家が何棟かあった。「何より、一軒一軒に個性があったので、ここなら、自分たちのやりたいことを実現してもらえそうだと思ったんです」。ほぼ同じ頃、決めた土地は緑に囲まれ、眺めのいい場所にあった。設計は「周りの環境を取り込もう」と始まった。　……続きは誌面でどうぞ