住まいnet新潟 vol.26 (P72〜)掲載情報

(有)大恭建興

自然素材×高性能な家に
二世帯で暮らす

2階には親世帯、3階には子世帯と
完全に住み分けた3階建ての二世帯住宅。
自然素材を使いながら、性能や設備では
実験的なチャレンジを組み込んでいる。


 大恭建興で設計を担当している小幡大樹専務と代表取締役の小幡富美樹さん、2人の家族が一緒に暮らすことになった。富美樹さんは奥さまと2人、大樹さんはお子さん2人の4人家族。「二世帯で住んだら、時々、子どもたちの面倒も見てもらえるんじゃないかと思って」と大樹さんが遠慮なく本音を言えば、「夫婦2人で一軒の家を維持していくのは大変。今後のことを考えても、二世帯で住めば負担が少ないと思った」と、これまた率直に話す富美樹さん。同居は、両家族の思惑が一致してのことだった。ただし世代が違えば好みも違う。これまで別々に暮らしてきて、それぞれの生活リズムもある。そこで2つの家族は、迷うことなく「完全分離」という暮らし方を選んだ。
 杉板を張った外壁が目を引く3階建て。1階をインナーガレージとした雪国らしい建物は、2階が親世帯、3階が子世帯と、階層で世帯のスペースが振り分けられている。「完全分離」なので、玄関からして別々である。2階へ至る階段は左に、3階への階段は右に。2階に上って玄関に入ると、親世帯の家には、自然素材が織りなすやわらかな空気感が満ちていた。廊下の先には、ユーズドの棚や椅子など、時間を重ねたものたちが配されたLDK。落ち着いた雰囲気の空間では、田園の眺めを楽しむ静かな時間もあれば、孫たちが遊びに来る賑やかな時間も。「ほどほどがいいですよ」と富美樹さんは言った。 ……続きは誌面でどうぞ

3階へは右手に田園を眺めながら上る

3階、子世帯のダイニングキッチンは木材と白い色調で明るくまとめられている。テーブルはメラミンと集成材の天板に鉄骨の脚を付けて製作。細い脚ながらも角度をつけて強度を高めた

窓いっぱいに広がる田園風景を最大限取り入れるように設計したLDK。木製サッシには断熱・気密性能が高いトリプルガラスを採用。壁は珪藻土、天井には杉材をルーバー状に張っている

2階の親世帯のLDK。壁は珪藻土の塗り壁、天井には表情を楽しめる木毛ボードを張っている。テレビを置いたチェストやダイニングチェア、カフェテーブルなどはビンテージ家具を採用、落ち着いた雰囲気にまとまっている

床はオーク、壁は珪藻土と、自然素材が融け合う玄関ホール。2階と3階の間には遮音材を入れて、生活の音が響かないように配慮。二世帯で気持ちよく暮らすためには必要な性能だ

2階への階段は建物の内部に。右下はガレージになっている

幅3尺の廊下は、LDKの広がりを実感させる装置にもなっている。壁にはモイスを採用。調湿・消臭効果に優れ、傷にも強い

まるで空中に飛び出しているようなバルコニー。ここにガスの卓上グリルを置いて肉を焼いたりと、家に居ながらにしてBBQを楽しんでいる

ビルダー情報

会社名 (有)大恭建興
代表者名
建築業許可番号 新潟県知事(般-22)第41961号
所在地 〒9400861 新潟県長岡市川崎町1581-2
電話番号 0258-39-5858 FAX番号 0258-39-5859
営業時間 定休日
設立 資本金
業務内容
取扱い工法 木造軸組工法
価格の目安 平均的坪単価 40万円未満〜70万円未満
アフター保証
取扱いエリア
取扱い坪単価 施工実績
ホームページ http://www.daikyo-kenko.co.jp
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