住まいnet新潟 vol.24 (P52〜)掲載情報

(株)高田建築事務所

アジアンテイストの5層の家

赤い三角屋根の一軒家。玄関を開けると、アジアンテイストの空間が広がっている。
しかも2階の高さの中に、5つの層が重なり合う構造。外と内のギャップに驚き、
あらゆる要望が着地した設計にもう一度驚く、そんな住まいだ。

 「家賃を払い続けるより」と家づくりに踏み切った椿夫妻。「建売か中古でもいいんじゃない?」と思った奥さまに対して、「人と同じではつまらない。一生に一軒ならとことんこだわろう」とご主人は初めから、積極的に個性を求めた。住宅展示場や各社の完成見学会を見て回り、絞ったのは5社。「叶えられるかどうかは別にして、とにかく要望を挙げてみました」。2台分のインナーガレージ、南向きの仏間、三角屋根、カリンの床、書斎、家族共用のパソコンスペース。同時にNGも伝えた。仏間の上に部屋を設けないこと、玄関の隣のトイレ。提案された各社のプランで、コストも含めた条件を満たしていたのは、2社だけだったという。そのうち、高田建築事務所を選んだのは「『できません』と決して言われなかったからです」とご主人は話す。「要望をすべて含み入れた上で、デメリット、メリットをはっきり言ってくださった。信頼、プロとしての提案、高田さんにはすべてがあったんです」。実は、最初の5社に高田建築事務所を入れたのは、最後だったという。奥さまのご両親が同社で家を建てていて、大いに勧められ、良さも知っていたが、自分たちの家は、まっさらな状態から考えたかったのだ。「打ち合わせに入って、選択は間違っていなかったと確信しました」。そうご主人は言う。しかし、この時点ではまだ、家づくりは序章も序章。5層という重層的な間取りが決まるのは、何度も打ち合わせを重ねてからだった。 ……続きは誌面でどうぞ

庭から、テラスと土間、その先のリビングスペースを見る。敷地に対して斜めにレイアウトすることで、リビングからは歩道のケヤキも眺められる

玄関を入ると、木をヘリンボーンに張った建具。開けるとLDKが広がる

色のトーン、家具や照明、天井の木のあしらいなどを細かく詰め、「アジアンテイスト」で統一されたLDK。テーブル、庭への向き、木の張り方など随所に採用された「斜め」が面積以上の広がりを生んでいる

アジアンテイストというとチークが順当だが、椿邸では夫妻の意向からカリンを採用し床に張った。右手奥にちらりと見えるのは、中2階のスタディコーナー

LDKとつながる畳のスペースは仏間。右手の引き戸を開けると仏壇が収められている

中2階にあるスタディコーナーを見下ろす。床はリビングと同じカリンで床暖房を入れているため、冬でも暖かい

3層目にある長男の部屋。ボーダー柄のクロスと色合いが落ち着いた雰囲気

ゆったりとした洗面スペースとトイレ。大きな鏡とシックな色合いはまるでホテルだ

ビルダー情報

会社名 (株)高田建築事務所
代表者名
建築業許可番号 建設業登録 新潟県知事 許可(特‐20)第16730号
所在地 〒9401105 新潟県長岡市摂田屋5-6-22
電話番号 0258-36-1230 FAX番号 0258-35-8185
営業時間 定休日
設立 資本金
業務内容
取扱い工法 木造在来工法、RC造、鉄骨造、SE構法、混構造、他各種工法
価格の目安 平均的坪単価 40〜80万円未満
アフター保証 住宅保証機構による10年保証、JIO日本住宅保証検査機構による10年保証、自社による定期点検
取扱いエリア
取扱い坪単価 施工実績
ホームページ http://www.takada-arc.com
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