住まいnet新潟 vol.24 (P70〜)掲載情報

(有)大恭建興

川と緑に向かって大きく開く、白い平屋

「開放感の中で暮らしたい」と選んだ土地と間取り。
日々の暮らしやすさと、数十年先を見越したワンフロアの生活は
床下のエアコン1台とパッシブデザインで、いつも、心地いい。

 2年前に結婚した二人には、はっきりとした夢の形があった。無垢の木をふんだんに使った平屋。建てるビルダーについては、長岡という土地を考えて「雪に強い、地元に根ざしたところに任せたい」と思っていたという。これらをキーワードに雑誌やネットを検索したところ、4社ほどに候補が絞られた。早速、資料を請求し、完成見学会に通った。「どこも、デザインは良かったんです」。しかし、一歩を踏み出せないでいた中で訪れた大恭建興の見学会では、決め手が見えた。「大屋根の家」と名付けられたその家は、入った途端、木に包まれた。「いい雰囲気だなと思いました」。そんな好印象をより強くしたのが、小幡大樹さんの熱弁だったという。「床下エアコン1台で全館暖房しているという。そのためには緻密に計算した断熱が必要なんだと。床下エアコンというのは初めて聞いたので、そういうものがあるんだという感じでしたが、聞いているうちに引き込まれて」とご主人は振り返る。雑誌では、大恭建興の名前と建てた家は見ていたが「断熱へのこだわりは見えていなかった」という。
 もう一つ、小幡さんから、新しい気づきをもらえた。お金をかけるところ、控えるところをあらかじめ計算し、予算内でイメージを実現するということ。小幡さんに言わせると「E夫妻は、たとえばお子さんが生まれる前から『ゆくゆくは二人の生活に戻ることを考えても平屋がいい』とおっしゃった。数十年後を見て家づくりを考えていたので、こちらとしても先を見据えた提案ができたんだと思います」。話しているうちに、Eさんと小幡さんは同い年と判明。友だちと話すように雑談を楽しみながら、夢の輪郭が描かれていった。 ……続きは誌面でどうぞ

LDKの外には芝生とコンクリートの庭。「BBQを楽しみたい」という要望を聞いて芝生の中にRCの一角を設け、さらに縁側を提案したという

キッチンに立つと部屋中が見渡せる上、さらに庭とその先の川岸まで視線が抜ける。開放感たっぷりのレイアウト

床はオーク、造作家具の扉やキッチンの側面にはスプルースの三層パネル、壁は珪藻土クロスと自然素材に包まれる室内。大開口には木製サッシを採用。景色も木のフレームで切り取られるといっそう映える

キッチンの扉や建具、棚の扉にはスプルースという木材の三層パネルを採用

収納するものや使い勝手などを細かくリクエストし、形にしてもらったL字型のキッチン。奥には大容量のパントリーを備えている

シンクの下はオープンにして、頻繁に出し入れするものを収納。食洗機はドイツ、ガゲナウ社のもの。引き出しタイプなので食器の出し入れが簡単

洗面まわりも三層パネルを使って造作

床にはところどころに「がらり」を設け、床下エアコンの空気を室内に引き上げるように設計。「冬の朝でも床がひんやりしなかった」と奥さまは話す

ビルダー情報

会社名 (有)大恭建興
代表者名
建築業許可番号 新潟県知事(般-22)第41961号
所在地 〒9400861 新潟県長岡市川崎町1581-2
電話番号 0258-39-5858 FAX番号 0258-39-5859
営業時間 定休日
設立 資本金
業務内容
取扱い工法 木造軸組工法
価格の目安 平均的坪単価 40万円未満〜70万円未満
アフター保証
取扱いエリア
取扱い坪単価 施工実績
ホームページ http://www.daikyo-kenko.co.jp
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