住まいNET新潟 vol.19 (P72〜)掲載情報

アーキレーベル/(株)鈴木組

SE構法が可能にした、大家族の大らかな暮らし

間取りを自由に変えられる「スケルトンインフィル」の考えから選んだSE構法。
性能とデザインを両立させた住まいが、8人家族の暮らしに大いなる快適と開放感を生んでいる。

 生まれ育った築40数年の家を建て替え、お父さまやご親戚と一緒に暮らすことになったHさん。それまでは、職場のある東京で家族と暮らしていたが、「子どもたちを育てるのも家を建てるのも、新潟がいい」と、自身の単身赴任を踏まえて決断したという。一緒に暮らすことになる家族は合計8人。大所帯の暮らしや子どもたちの成長を考えていろいろ調べたHさんは「スケルトンインフィル」という考え方にたどり着いた。スケルトンインフィルとは、室内の間仕切りなどが変更可能な建築構造のこと。「そもそも間取りが固定されるのはおかしい、と思っていたんです。家族は変わるし時代も変わる。自由に間取りが変えられるのは、家を建てる大前提だと思いました」。そしてこの考えを実現するのに最適と判断したのがSE構法だ。SE構法とは、軸となる集成材を独自の金物でつないで高い構造強度を実現する工法で、柱や壁の少ない大空間を安全に実現できるため、壁の位置や変更も自由自在という特徴がある。そして「工法ありき」でネット検索し、ヒットしたのがアーキレーベルだった。
「初めて会った時、こちらの話を丁寧に聞いてくださり、『打てば響く』という感じでした」とHさんは言う。ちょうどお盆で帰省していた折、タイミングよくその日のうちに会って相談できたこと、そして「何より鈴木社長と留美子さんの人柄の良さにひかれた」と決め手を話してくれた。

吹き抜けの上をめぐる回廊は、1階リビングと2階にほどよい距離感をもたせる緩衝帯となっている。仕切りの少ない大空間を可能にしたのは、特殊な金物で集成材をつなぎ、強靭さを生み出すSE構法だ

吹き抜けのリビングは、2階にだけでなく、和室やデッキを介した庭とも平面的につながる大空間。Hさんが希望した高い断熱性能は、遮熱効果もあるボード状の断熱材や、ガスを注入した木製の二重サッシを採用するなどしてしっかり確保された

手前がダイニングスペース、その左奥がキッチン。右手には、リビングとの間に壁を設けた奥さまのデスクコーナー。細々としたものを隠せるほか、マグネットの壁が便利

キッチンの壁に張ったものと同じモザイクタイルで調理台を製作。「お弁当を作るとき、すごく助かります」と奥さま

屋根の勾配に添って斜めになった天井。窓は上下に設けて室内を明るく

薪ストーブで1階も2階も家中が暖かい

階段、梁、高窓などさまざまな部位が計算され、美しくおさまっている

ゆったりと横に広がる玄関ホールには、奥さまお気に入りの壁材を張ったニッチを設けた

ビルダー情報

会社名 アーキレーベル/(株)鈴木組
代表者名
建築業許可番号 新潟県知事(特-18)2160号
所在地 〒9503306 新潟県新潟市北区内島見817番地
電話番号 025-387-3736 FAX番号 025-387-5769
営業時間 定休日
設立 昭和22年 資本金 3200万
業務内容
取扱い工法 木造SE構法、木造軸組工法
価格の目安 平均的坪単価 40〜70万円未満
アフター保証 SE構法住宅性能保証(最長20年)、瑕疵担保保証保険加盟
取扱いエリア
取扱い坪単価 施工実績 120棟(過去40年)
ホームページ http://www.suzuki-gumi.co.jp/
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