住まいNET信州 vol.21 (P20〜)掲載情報

更級圭建築設計(株)

平面図からは想像できない
縦横へ伸びやかに広がる空間の魅力

建物を紹介するときに、間取りや平面図はたしかに必要。けれど、完成度が高く居心地がいい家ほど、その平面的な図面からは決して伝わらない空間の奥行きや“表情”というものが隠されていることが多い。今回訪ねたK邸も、そんな平面図に“いい意味で”裏切られてしまったお宅の一つ。
最大の理由は「スキップフロア」という建物の構造にある。K邸では、玄関とダイニングキッチンが1階に。そこから1.4m程上がった大人の目線くらいの高さの1.5階に、吹き抜けのあるリビングと畳の間。そこから短い階段を上った2階に寝室・子供部屋・サニタリーがあり、寝室からさらに上がった2.5階にはロフトがーというように、内観は4つのレベルに分かれている。
とはいえ、全体的に無理に空間を仕切ったような窮屈さはなく、むしろ縦横に伸びやかに広がるゆとりすら感じられるから不思議だ。
「家を建てるならどうしてもスキップフロアにしたかった」と話すのは、ご自身もインテリアプランナーとして働く奥様。「居室を短い階段でつなぐスキップフロアは、壁や天井で仕切られないので室内に程よい一体感があります。冬の寒さを考えると吹き抜けが広すぎるのは非効率、今のリビング上部くらいでちょうどいい。そして何より、半階分の空きスペースがたくさん取れるので、収納場所には困りません」
スキップフロアのメリット、デメリットを踏まえた明快なビジョンをもっていたことで、設計を担った更級圭建築設計とのプランニングもスムーズに。

ご夫妻の寝室。手前にはウォークイン・クローゼット、左手に見えるロフトも十分な広さがあり、収納や子どもたちの遊び場、寝場所にもなっている

夜のデッキバルコニー。遠くに一望できる長野市内の夜景が美しい。夕方には北アルプスに沈む夕陽が眺められる。

昼寝をしたり、ご両親が来た際の寝室にもなるようにと畳の間も加えた。オリジナルの縁なし大判琉球畳ですっきりと、リビングとも違和感なくマッチしている。

ビルダー情報

会社名 更級圭建築設計(株)
代表者名 更級 圭
建築業許可番号 一級建築士/長野県知事(長野)A第35083号、一級建築士事務所/長野県知事(長野)A第81111号、建設業許可番号/長野県知事 許可(般-25)第24568号
所在地 〒3812215 長野県長野市稲里町中氷鉋563-2
電話番号 026-214-1018 FAX番号 026-214-1018
営業時間 定休日
設立 資本金
業務内容
取扱い工法 木造在来軸組工法、2×4工法、S造、RC造
価格の目安 平均的坪単価 50〜80万円以上
アフター保証 住宅瑕疵担保責任保険、地盤10年保証
取扱いエリア
取扱い坪単価 施工実績
ホームページ http://kei-sarashina.jp
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