住まいnet信州 vol.32 (P74〜)掲載情報

しなのいえ工房/(株)アグリトライ

居間にたくさんの
「居場所」をちりばめた家

木質オイルステイン仕上げの外壁は全面黒。
シャープな外観に包まれた屋内は
木の質感がやさしい生活空間。
居間にちりばめた心地よい「居場所」で
家族のコミュニケーションが育まれていく。


 K邸の外壁は木材の板張り。壁板を縦張りにした立体感のある仕上がりが個性的です。黒色のオイルステイン塗装のため木目がうっすらと見え、シャープでありながら木材らしい品のある表情が生まれました。切妻総2階の一見シンプルな構造ながら、屋根上をバルコニーに活用した玄関直結のカーポートも、外観にスタイリッシュな印象を添えています。
 一方、屋内はふんだんな木材の地肌と、光を吸収して漆喰調に見えるドイツ壁紙が調和した、ぬくもりに満ちた空間。さらに、リビングに配した障子が、室内にしゃれた落ち着きをもたらしています。
 実は、オーナーのKさんご一家にとって今回が二度目の住まいづくり。少し年齢を重ね、家族が4人になったこともあり、家族の将来をより意識して取り組みました。
 小さな家でも広く感じられるように2200㎜にした天井高は、「これまでの家が吹き抜けだったので、想像できなかった」と話すKさんご夫妻。けれど「建坪も小さくなったのに、狭さを全然感じない」と不思議がります。
 建具の上端を天井高に合わせ、リビングとダイニングのテーブルや椅子などの家具もすべてオリジナルで設計・デザインしたため、室内空間に統一感が生まれ、建具が開いていると空間がつながり、広く感じられます。また、回遊動線を意識した設計により、行き止まりがなく体感的にもゆとりある空間が実現しました。 ……続きは誌面でどうぞ

カーポートに直結する外部収納。外観と一体化したデザインで収納に見えないのがポイント。

「敷居ベンチ」は家族がリラックスして会話できる大切な居場所の一つ。ウッドデッキとの高低差が内外をほどよい距離感でつないでいる。デッキをくり抜いて植えたアオダモは四季を映すと同時に目隠し効果も。

ウッドデッキにくつろぐKさん一家。あえて掃き出し窓にせず、敷居に合わせて設けたベンチでバランスよく内外をつないだ。

ヒノキの無垢フローリングと造作の木質がぬくもりを醸し出す室内。シャープな外観とのコントラストもポイント。家具もすべて設計したことで、2200㎜の天井高を低く感じさせない、ゆとりの空間を実現している。

南面窓には縦横の桟(組子)の太さが同じ「吉村障子」を採用。開閉時で異なる表情も楽しい。

キッチン、食器棚もすべて造作した。他の造り付け家具と木の質感が揃い、家全体に統一感が生まれる。

二つの子供部屋を仕切る壁は、奥行の違う机と本棚を互い違いに配置することで、ゆとりある室内空間となった。

南西側からの外観。200㎜という厚い断熱壁のおかげで窓が壁面内側に収まり、かえってシャープな印象に。

ビルダー情報

会社名 しなのいえ工房/(株)アグリトライ
代表者名
建築業許可番号 建設業許可番号/長野県知事(特-23)第11178号、一級建築士事務所/長野県知事(長野)H第85123号
所在地 〒3812212 長野県長野市小島田町字新城643
電話番号 026-284-4821 FAX番号 026-284-4825
営業時間 定休日
設立 資本金
業務内容
取扱い工法 木造在来軸組工法
価格の目安
アフター保証 住宅瑕疵担保責任保険<日本住宅保証検査機構>、地盤保証<ジャパンホームシールド(株)>
取扱いエリア 全県
取扱い坪単価 施工実績
ホームページ http://agritry.co.jp
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