笑顔がすみずみまで届く
三角屋根の家

コンパクトでもスペースを生かしきり、
家族５人のびのび暮らそう。
大きな三角屋根の下には、
結婚した時の思い出とつながる今があって、
今とつながる子どもたちの未来がある。

　大きな三角屋根が印象的なＩ邸。白い壁に青い屋根が爽やかさと可愛らしさを添えています。外観のモデルにしたのは、『サザエさん』のエンディングに登場する家だとか。あの一家のように、みんながずっと笑顔で過ごせそうな住まいです。
　一方、色づかいは、ご夫婦が新婚旅行で訪れたギリシャ・ミコノス島の家をモチーフに。「エーゲ海の宝石」とも呼ばれる美しい島での思い出は、結婚当初の初々しい気持ちとともに、ずっと二人の中で輝き続けるでしょう。
　室内は、外からの見た目以上に広く感じます。それは、特徴的な屋根の形状を損なうことなく、天井高を十分に確保したから。高い吹き抜けが心地いい開放感を与えてくれます。
　また、効果的な木材の使い方も、心地よさに一役買っているようです。デッキやバルコニーなどの屋外では木をアクセントとしてあしらい、屋内では木を主役に据えることで、温もりあふれる空間に仕上がりました。床のオーク材に対し、窓枠や階段などに色味の濃いウォールナットを対比的に使っているのは、いかにも「木を知る」片桐建設らしい工夫です。　……続きは誌面でどうぞ