住まいnet信州 vol.29 (P58〜)掲載情報

M-STYLE HOUSE/松代建設工業(株)

3階層吹き抜けリビングの家

“弱点”だと思っていた土地の形状も、
発想を換えれば、唯一無二の“個性”になり得る――。
敷地と道路の高低差が生み出したのは、
スキップフロアを採用した
誰もが憧れる大空間・大開口リビングでした。

「吹き抜けのある、明るくて開放的な家にしたかったんです。でも、まさかこれほどまでの大空間になるとは思ってもみませんでしたね」
 想像以上の出来栄えに満足そうに笑うのはSさんご夫妻。
 S邸がたつのは道路と敷地に高低差のある土地。この立地にご夫妻も頭を悩ませていたといいます。
 元々ここはご主人のご実家の家屋があった土地。当時はこの高低差のために駐車場と玄関の間を階段で行き来するしかなく、せっかくの広い敷地も生かしきれていませんでした。
 Sさんが住まいづくりのパートナーに選んだのは、ご主人がこだわっていた〝耐震構法SE構法〟で定評のあるM―STYLE HOUSE。設計担当の酒井良子さんは、この土地を見た瞬間、「スキップフロアを採用した3階建て構造が頭に浮かんだ」といいます。
 今、S邸の玄関扉を開けた先に広がるのは、真っ黒な外観とは対照的な白く眩しい室内と、窓いっぱいの外の景色。玄関のある2階から階段を下りた1階はLDKで、3層が吹き抜けになったリビングは、さながらホテルラウンジのような開放感です。一方、階段を上がった3階は寝室と子供部屋になっています。
 とはいえ、これほどの3階建て。気になるのが動線ですが酒井さんは「どの階からもアクセスしやすくするため、中央に当たる2階に玄関と洗面・トイレなどの水周りを集約し、生活動線に配慮して設計しました」。 ……続きは誌面でどうぞ

他の実例と「我が家マーク」

玄関がある北側の外壁。2階の窓が壁面にアクセントを添えている。2.5mもの高低差があるため、高基礎工事を要した。玄関前に設けた駐車スペースの下は、高低差を利用して物置になっている。

全面が吹き抜けになった開放感のあるリビング。耐震性に優れた耐震構法SE構法を採用しているため、大開口・大空間がかなった。柱がないため、キッチンからリビングまで見事なまでに見渡せる。

一般住宅とは思えない5m超の高さがある、ホテルラウンジのようなリビング。高さがあるぶん、家族みんなが毎日使う洗面や浴室、トイレは2階に集約して、どこからでもアクセスしやすくなっている。

1階はリビング、2階に当たるスキップフロアは玄関とトイレ、浴室、3階は寝室と子供部屋になっている。1・2階をつなぐ階段が短いので、移動も苦にならないそう。2階のホールの下は大容量の納戸になっている。

太陽と風のエネルギーを生かす「パッシブデザイン」が、室内の環境を底上げしてくれる。

センターキッチンのII列型をアイランドスタイルに配置。お子さんとお菓子づくりがしたいと、作業スペースを確保しやすいカウンタータイプを選択した。

広い洗面脱衣室と浴室(写真右)。カウンター周りは木材の下地を「デコリエ」で塗装。撥水加工を施して打ち放し風のクールな仕上がりに。洗面台横はカウンターで、洗濯物をたたんだりアイロンをかけたりすることができる。奥には洗濯機置き場、サービスバルコニーが続き、脱ぐ〜洗う〜干す〜しまう、の一連の動作がしやすい完璧な動線になっている。

階段の開口を最小限に抑えたため、2階からは3階の様子が見えず、プライベート空間がしっかり守られるつくりになっている。手前に寝室、奥には子供部屋がある。

ビルダー情報

会社名 M-STYLE HOUSE/松代建設工業(株)
代表者名 湯本 宜成
建築業許可番号 長野知事(特-23)第297号
所在地 〒3812247 長野県長野市青木島1-2-1
電話番号 026-284-2318 FAX番号 026-284-2263
営業時間 定休日
設立 昭和37年11月 資本金 1億円
業務内容 注文住宅・リフォーム
取扱い工法 SE構法、木造在来軸組工法
価格の目安 平均的坪単価 50〜80万円以上
アフター保証 住宅瑕疵担保責任保険〈(財)住宅保証機構〉、地盤保証、SE構法住宅性能保証(20年)、完成後定期点検・診断
取扱いエリア
取扱い坪単価 施工実績
ホームページ http://www.m-stylehouse.jp/
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