T-PLANアーキテクトによる設計の特徴の一つである、ゆったりとしたウッドデッキ。地面には子どもたちが裸足のまま飛び降りて遊べるように人工芝を敷いた。

ウッドデッキを囲むようにL字型に配されたリビング＆ダイニング。大きな開口部に加えて、リビング上部の吹き抜けにある高窓からもたっぷりの光が採り込め、天気を問わず室内は常に明るい。

壁の仕切りのないワンフロアは、ソファなど家具の置き方で様々なレイアウトが楽しめる。フローリングとデッキの床の張り方向を揃えることで、視覚的な奥行きが増す。

縦横に広がりのある空間。シンプルな内装が、選び抜かれた上質な家具を引き立てる。

照明づかいが素敵なキッチン。収納にもディスプレイにも使えるオープンシェルフは、奥様の希望で棚受けを用いず、壁の内部からボルトで支える仕組みに。たしかに棚受けがないとすっきりして、見た目の美しさは段違い！さすがの目のつけどころ。

室内は、1・2階の壁、天井とも、同じ白のクロスで統一。漆喰の壁にも憧れがあったそうだが、予算の都合でそこは潔く断念。

吹き抜けに面した階段ホール。観葉植物やファブリックパネルを置いて「魅せる」場に。足元をよく見ると、幅木の代わりに壁と床の間にスリットが入っていることがわかる。

二人の男の子の部屋は、2部屋分のスペースを中で区切らず広々と。一つの面にだけ淡いブルーのクロスを取り入れて可愛らしく。お子さんの希望でそれぞれにロフトを用意した。

モルタルのたたきですっきりと仕上げた玄関。左手にはシューズボックスのほかに扉のないクロークスペースを。頻繁に使うアウターやバッグをかけておくには、オープンスタイルが使いやすい。