住まいの提案、熊本。 vol.20 (P54〜)掲載情報

野沢工芸建築(株)

心通わせて作る日本建築の伝統美

圧巻の日本伝統技術が詰まった一棟。熊本新港に向かう大通りに完成した。


知人の新築現場を見て惚れた野沢工芸建築の家づくり。

 野沢工芸建築が建てた純和風は、遠目で見てもすぐわかる。重厚感のある和の構え。破風という、屋根や瓦の風よけを担う板や化粧垂木、入母屋造りの二重屋根…2018年12月に完成したI邸は、同社の特色を備えた新築だ。場所は熊本新港に続いている大通り沿い。7ヶ月に及んだ工期中、同社の建てた一棟として周囲より注目を浴びていたという。
 この家の主であるIさんは、この地で造園業を営んで50年余り。3人いる息子さんは独立し、2歳下で70歳となる奥さまと二人で生活している。新築は震災でダメージを受けた築40年以上になる自宅の建替えだった。「リフォームでもよかったけど、もう一度、家ば建てようと思ってですね」とIさん。これまではご親戚の建設会社に依頼し、旧宅をはじめ、不動産として数棟もっている貸家を建ててきたという。しかし、今回だけは野沢工芸建築で建てたかったと振り返る。「震災後、知人が野沢さんで新築を建てまして、上棟式から建てている様子を見ることができたんです。そこで一目惚れっていうか、(檜材をはじめ)素材から見るからに違うし…他社の建てた家も見ましたが段違いによかった」とIさん。

 家づくりでは、まず強い家にこだわった。「最初に地盤改良を行ったですね。野沢さんの場合、土台から檜を使っている。サイズも大きくて安心。見栄えもいいし満足です」と語る。大黒柱は8寸、構造が強固で頑丈な造り。設計は、Iさんの案を採り入れて陽当たり重視で日中は電気はいらないほど明るい居住空間になるようにこだわった。 ……続きは誌面でどうぞ

手間をかけて5段に積まれた飾り破風は、「野沢工芸建築で建てた家だ」とひと目でわかる特色だ。

玄関部分の広さも圧倒的。高級旅館みたいな佇まいだ。

造作の収納が見事なエントランス。檜を使った素材の良さも伝わってくる。

キッチン側からみたLDK。快適な寛ぎを感じる木の空間だ。

 

1階の廊下。幅も広くゆとりある設計だ。

リビングの入口に8寸の桧の大黒柱。

日本伝承の技術が詰まった座敷。床の間には刀剣や屏風が飾ってあり、格式の良さを感じる。

掘りごたつのある和室を設けた。Iさんの趣味である将棋をここでやっている。

ビルダー情報

会社名 野沢工芸建築(株)
代表者名
建築業許可番号 建設業/熊本県知事許可(般-26)12570
所在地 〒8611104 熊本県合志市御代志854
電話番号 096-242-1021 FAX番号 096-242-1022
営業時間 定休日
設立 資本金
業務内容
取扱い工法 在来軸組工法
価格の目安
アフター保証
取扱いエリア
取扱い坪単価 40万〜80万円未満 施工実績
ホームページ http://www.nozawakk.com
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