住まいNET石川 vol.10 (P66〜)掲載情報

(株)沢野建設工房

木材に精通したプロと一緒に建てた家

ひとくちに家づくりのプロといっても、技術もノウハウもスタンスも、業者によってさまざまである。
同じ要望を伝えても、あるいは同じ費用をかけても、住まいの完成度に大きな違いが出ることも
少なくないだろう。では、いかに最適なプロを選べばいいのか。
もっとも確実なのは、きっと施主自らが知識を身に付けること。
末永く家族の暮らしを支える一棟のためだから、多少の時間と労力を費やして損はないはずだ。

 同じように「木の家」と紹介された住まいでも、使われる素材によって品質がずいぶん違う。樹種によっても部位によっても特性がさまざまで、また扱い方ひとつ誤れば木材本来の持ち味が失われることもある。厳選した良材を質の高い建材に加工し、住まいの適材適所に使い分けることで、はじめて本物の「木の家」になるのだ。それには、素材に対する幅広く深い知識が欠かせない。
 木材にこだわった家づくりを提案している沢野建設工房。「木材オタクの多い会社です」とスタッフが冗談っぽく語るように、社長をはじめ木材について語りはじめると止まらない熱きエキスパート集団だ。明治創業から4代にわたって続く地域の老舗ビルダーの誇りからか、伝統工法の伝承や新しい技術の探求にも力を入れる。そんな同社に共感して家づくりに取り組んだH邸の事例を紹介しよう。
 新築を検討しはじめてから、住まいの素材や構造を強く意識するようになったというHさん。何冊もの雑誌や専門書などで知識を深めたそうだ。目が肥えていくほど、理想も高くなるのだろう。いくつもの内見会に足を運んだものの、納得できる物件に巡り会うことはなかったとか。そんなとき、勉強になればと参加したのが同社のセミナー。「ここなら理想を叶えてくれると確信しました。セミナーの途中から、ほぼ心が固まりましたね」とは、Hさん。とりわけ質の高い素材が決め手になったという。

以前の住まいでは、畳に寝転がってくつろぐことが多かったというHさん。当然、リビングは畳の小あがりをセレクトした。

主寝室の畳ベッドも同社による造作。屋根勾配をいかした板張りの天井や太い梁も、インテリアの効果的な演出要素だ。

子ども部屋の壁は、一面をすべてパイン材で仕上げた。香りや温もり、木肌の不規則なビジュアルなど、無機質な壁材とは一味違う魅力がある。

ビルダー情報

会社名 (株)沢野建設工房
代表者名 澤野 利春
建築業許可番号 建築許可番号/建築工事業 石川県知事許可(般-22) 第10774号
所在地 〒9291122 石川県かほく市七窪ホ5-1
電話番号 076-283-3360 FAX番号 076-283-8266
営業時間 定休日
設立 1989年11月2日(初代は明治28年開業) 資本金 1,000万円
業務内容
取扱い工法 木造軸組工法
価格の目安 平均的坪単価65〜85万円
アフター保証 長期優良住宅、住宅瑕疵担保責任保険、地盤保証、ホルムアルデヒド検査、含水率検 査、外壁下地防水検査
取扱いエリア 石川県全域、富山県(呉西)
取扱い坪単価 施工実績 年間約25棟
ホームページ http://www.sawano-kk.com/

その他の掲載情報

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