住まいの提案、石川。 vol.3 (P102〜)掲載情報

(株)樋爪住宅研究所

機能美と快適を追求した
完成度の高い住まいを提案

 どの地域にも知られざる名建築会社が存在する。たとえば樋爪住宅研究所、というと知名度がないような言い方で失礼だろうか。
これまで過度な広告も打ち出さず、営業部隊や展示場もない。修業時代からネットワークを広げながら、研鑽を重ねて地道に新しい信頼やノウハウを構築していった樋爪鑑社長。
 契約件数やスタッフを増やすより、自らの目が届く範囲で一邸の完成度を高めることにこだわる。その仕事ぶりと人柄を知るОB施主や住設業者などからの紹介も多く、派手な宣伝やセールスは必要なかったというのが実際のところだ。
 そんな同社の技術や設計思想を反映したコンセプトモデルが提案された。といっても、現実離れした豪邸のような展示場ではない。過剰すぎる要素はなく、住みやすく、美しく、心地いい。暮らしにフィットする等身大の普通に「いい家」なのだ。

他の実例と「我が家マーク」

1階の外壁は、無垢のレッドウッド材で仕上げた。もともと耐久性に優れた素材だが、腐食防止のために自然成分を施してある。カラー塗装でないため、赤茶色からシルバーグレーへと経年変化する。

玄関を入ると、左手に無垢のクモスギ材とレトロなチェッカーガラスを組み合わせた引き戸が出迎える。

リビングは、落ち着けるスペースとしてあえて窓を最小限に設定。平屋部分のため、天井は屋根勾配をいかしている。

リビングからダイニングキッチンを眺める。一角にロフトを設けた。壁の仕上げ材は、卵の殻を材料にしたエッグウォールという調湿性や防臭効果のあるクロス。

同モデルの購入相談とともに、「こんな家を別の土地に建てたい」という意見もあったとか。家事動線をはじめ、暮らしのイメージにピッタリ合うご家族が多かったのだろう。

キッチンをレンガ調タイルで仕上げた。シンプル+アンティークなインテリアイメージ。

意外なほど重宝しそうなのがリビングに接したロフト。収納にしてもよし、隠れ家にしてもよし、またゲストの寝室に利用してもいい。

洗面化粧室とサンルームを仕切る引き戸は、中空のツインカーボに格子を組んで仕上げた。無機質になりがちな空間に、技術と手間暇をかける遊び心。

洗面化粧室とサンルームを仕切る引き戸は、中空のツインカーボに格子を組んで仕上げた。無機質になりがちな空間に、技術と手間暇をかける遊び心。

ビルダー情報

会社名 (株)樋爪住宅研究所
代表者名 樋爪 鑑
建築業許可番号 設計事務所登録番号 石川県知事登録 1級 第13662号、「一般建設業」石川県知事 許可(般一25)第17902号
所在地 〒9200018 石川県金沢市三口町火225番地1
電話番号 076-281-6024 FAX番号 076-281-6331
営業時間 定休日 年中無休(土・日・祝はご連絡ください)
設立 2007年 2月  資本金 1,930万円
業務内容 住宅・店舗の設計、施工、リフォーム、リノベーション、オリジナル家具製作・販売
取扱い工法
価格の目安
アフター保証
取扱いエリア
取扱い坪単価 施工実績
ホームページ http://www.hizume.info/
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