住まいの提案、北海道。 vol.55 (P106〜)掲載情報

エフケーハウジング(株)

これからを生きる「故郷」で、
大地に根ざした暮らしを実践。

 見渡す限りの農作地帯を背景に、風景の一部として溶け込む三角屋根の赤い家。平成27年秋に完成した、玉ねぎ農家・Nさんの事務所を併設した住まいである。東京でサラリーマンをしていたこともあるというNさんは37歳で新規就農し、現在54歳。3人の子どもも巣立ち、奥さまとふたり暮らしだ。いまから17年前、畑作を一生の仕事と定め新篠津村へ。実家が農家だったわけでもなく、後継者のいない農業法人を探してこの地へ移住してきた。元の親方から引き継いだ住まいは築50年近く経っており、風の強い日は家のなかにも寒風が吹くほどだったという。
 農業に転向してから10数年、事業も軌道に乗りはじめた。今後、しっかりと地に足をつけて生きる上でも、思い切って家を新しくしよう。それが、住まいづくりのきっかけだった。「せっかく建てるのだから、自分好みの家にしたい」。無垢の木にこだわりのあったNさんは、雑誌で見たエフケーハウジングの住まいに魅せられる。さっそく札幌の同社を訪ね、藤田社長と具体的な相談を重ねていった。自然素材をできるだけ使い、ムロと漬物用の部屋は必須だったと語るNさんは、漬物づくりが趣味。玄米漬、ニシン漬、粕漬、毎年いろんな種類をつくるのが楽しみだ。念願の漬物部屋はキッチンの裏、勝手口のある便利な空間となった。外壁に断熱を施さず気温を低く保てるので、野菜や保存食のストックにも重宝する。 ……続きは誌面でどうぞ

他の実例と「我が家マーク」

吹き抜けから見た玄関ホール。ベンチや靴箱もオリジナルで制作。

木の香りあふれる玄関ホール。のれんをくぐって室内からも事務所へ行ける。

パイン材でつくったオリジナル収納に猫用の階段をプラス。箱は組み合わせ自在で、猫が休める穴も空いている。

猫階段から梁を伝って2階へも行けるよう、猫のための動線が練られている。

天井の一部を吹き抜けにしたリビング。南の窓から自然光がたっぷり入る。

リビングに隣接する和室は、床の間と仏間、2間の押入れを設けた本格派。

作業カウンターを造作した広々キッチン。左手ドアの奥が水回りと漬物部屋。

読書が好きなNさんの希望で2階ホールにも造り付けの本棚を設置。

ビルダー情報

会社名 エフケーハウジング(株)
代表者名 代表取締役 藤田 恵治
建築業許可番号 建築業許可/北海道知事許可(般-24)石狩14346号、建築士事務所登録/北海道知事登録(石)第4533号
所在地 〒0050031 北海道札幌市南区南31条西10丁目1番38号
電話番号 011-588-7721 FAX番号 011-588-7720
営業時間 定休日
設立 平成6年4月 資本金 1,000万円
業務内容 建築企画、建築設計、建築施工、リフォーム工事、外構工事
取扱い工法 木造軸組工法
価格の目安 取扱い坪単価40〜50万円未満
アフター保証 財団法人性能保証登録機構による住宅性能保証制度(10年保証)
取扱いエリア
取扱い坪単価 40〜50万円未満 施工実績 年間10棟(新築)
ホームページ http://www.fkh.co.jp
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