ふたりでキッチンに立つしあわせ。
夫婦の歴史は、愛しのマイホームとともに。

　ゆったりとした区画に洗練された家並みが広がる札幌市郊外の住宅地。計画的な街づくりと緑地の多さで人気のある邸宅エリアだ。そんな街の一角に佇むN邸は90坪の敷地を有し、光を受けて輝く白い壁が優雅に映る。奥まったエントランスのステップを上がり玄関に入ると、再び眩い光に包まれる。背の高い塀に守られた中庭が完全にプライベートな空間となって、内と外をつないでいるのだ。
　オーナーのNさんご夫婦は2016年11月に入籍し、その翌月となる12月からこの家で新婚生活をスタートさせた。職場で出会ったおふたりは「結婚したら家を建てよう」との夢を持ち、婚約時代からすでに住まいづくりの情報収集をはじめていたのだ。ネットでケント・ハウスの名を知ってはいたが、実際にその良さを確信したのは、豊平区の住宅展示場で公開中のモデルハウスを見たときだったという。「もう、ふたりして“ひと目惚れ”という感じでしたね。これほどまでにときめきを感じる家はありませんでした」。そう話すご主人と奥さまを魅了したのは、極力間仕切りを省いた開放的な空間構成とシンプルなデザインの美しさ。モデルハウスで出会った感動が、住まいづくりのベースになった。それ自体が見せ場にもなっている階段ホールを軸に、玄関からダイニングキッチン、リビング、和室を回遊できる動線計画も特徴のひとつ。機能的である以上に、暮らしの楽しさや心地よさを実感させるのだ。　……続きは誌面でどうぞ