住まいの提案、北海道。 vol.52 (P92〜)掲載情報

(株)北渡建設

有機的な曲線と
素材の風合いが醸し出す、
躍動感あふれる邸宅。

 M邸に佇むと、生命の鼓動のようなものを感じるのはなぜだろう。空間のいたるところで線がうねり、壁はふくよかな表情をたたえ、木はおだやかに息をする。光を吸い込むかのように窓は口を開け、そうかと思えば、美しい景色を求めて目を見開く。この建物は自然とつながりながら、生きている。生きものが持つやわらかさで、豊かな精神性で、そこにいる人を満たすのだ。
 「金田建築の最高傑作をつくってほしい」。M邸のプロジェクトは、クライアントのそんなオーダーからはじまった。2015年春に計画がスタートし、設計に1年、施工にもたっぷり1年を費やし、完成したのは2017年の6月。一般住宅では異例ともいえる時間と手間をかけ、ご覧のとおり魂のこもった建築に仕上がった。一生住む家だから、半年や1年待ってもどうということはない。そう話すMさんはもともと建築への関心が高く、建築家・金田博道さんがつくりだす有機的な建築のテイストに惹かれたのだという。
 外観は、高さの異なる2つの三角屋根と低く抑えたフラットルーフの複雑なフォルムで形成され、大きく湾曲した庇と味わいある古レンガの曲線が呼応するように響き合う。アプローチの石畳みを足裏に力強く感じわくわくしながら扉を開くと、広々とした階段ホールに迎えられ、奥のリビングへと導かれる。そこで体感したのは素材が放つ濃密な質感、設計の妙による立体感のおもしろさ。それらが渾然一体となって、冒頭のような印象を抱かせるのである。 ……続きは誌面でどうぞ

ナラの無垢材をタテヨコに張り合わせたヘリンボーンのフローリング。見る角度によって表情を変えるのが楽しい。光に吸い込まれるようなトップライトは、回りを丸みをつけた木の骨組みで囲い仕上げを施した力作。

うねるような曲線に自然の豊かさが重なるリビング。階段ホールと床のレベルを変えて空間全体に立体感をもたらし、円形の開口部がユーモラスな愛らしさを漂わせる。開口部の曲線は建築家が現場でフリーハンドで描いているため、それぞれに弧の角度が違う。

空間の見せ場となる階段。手すりの曲線の微妙なラインは、現場で手作業により曲げたもの。スケルトンながら、小さな子どもの落下防止にも配慮したデザインに。

リビングとほどよくセパレートしたダイニングキッチン。白を基調としたインテリアやアイランドカウンターは奥さまの希望を反映させたもの。

書斎はエンジの布クロスで変化をつけて。天井までの棚はそれ自体が空間を彩るアクセントであり、本を並べたり、好きなものを飾ったり、使い方は自由自在。

リビングから書斎を見る。通り抜けるのが楽しくなるようなチャーミングな開口部。

ビルダー情報

会社名 (株)北渡建設
代表者名
建築業許可番号 建築業許可/北海道知事(般-23)渡02484号、一級建築士事務所登録/北海道知事登録(渡)289号
所在地 〒0620051 北海道札幌市豊平区月寒東1条16丁目1-16
電話番号 011-858-4069 FAX番号 011-857-4068
営業時間 定休日
設立 資本金
業務内容 木造・鉄筋コンクリート造・鉄骨造他、建築、住宅、店舗、医院、数寄屋建築、茶室、商業ビル、オフィスビル造園、外構、設備(給排水・衛生・冷暖房・電気)にかかわる設計・立案及び工事の一切の業務
取扱い工法 在来木造
価格の目安
アフター保証 日本住宅保証検査機構(JIO)10年保証
取扱いエリア
取扱い坪単価 50万〜80万以上 施工実績
ホームページ http://www.kk-hokuto.com
▲ページの先頭へ