住まいの提案、北海道。 vol.50 (P52〜)掲載情報

(有)ビオプラス西條デザイン

薪ストーブひとつで家も心もぽかぽかに。
いつまでも大切に暮らしたい愛しのわが家。

 札幌市の西側、山と川がそばにある自然豊かな環境にKさんの住まいはある。道産カラマツの素朴だけれどぬくもりあふれる外壁に、赤い屋根がトレードマーク。その温和な佇まいからは、住まい手の人柄がそれとなく伝わってくる。
 感じのいい木の扉を開けると、奥さまがほがらかに迎えてくれた。「自然素材の安心な家に住みたかったんです」。ゆったりつくられた玄関には薪専用のスペースが設けられ、貴重な燃料となる薪がワイルドに積まれている。「どうぞ、どうぞ」と通された室内では鋳物のストーブが存在感を放ち、味わいある木の空間によく似合っていた。「うちの暖房は、このストーブ1台だけ。2階まで十分あったまるんですよ。火の暖かさって体の芯までじんわり。やさしい感じがいいですね」。そう笑う奥さまの表情がなんともほがらかだ。薪をくべるのもお手のものだという。天板に鍋をのせて煮込み料理をつくったり、ピザを焼いたり。今までにはない楽しみも広がった。
 厳寒期でも火を焚くのは朝6〜9時頃まで。その後は夜まで消したままでも寒さを感じないそうだ。窓はトリプルガラスを標準仕様とするなど、住まいそのものの断熱性能を高めていることが大きい。ストーブの上の吹き抜けをはじめ、回遊式の水回り動線など、空気の通り道を随所に設けたことも、住まい全体の均質な心地よさにつながっている。 ……続きは誌面でどうぞ

他の実例と「我が家マーク」

薪ストーブの上は吹き抜けに。長い煙突をかわして設けたキャットウォークは、窓を拭くときや洗濯物を干すのにも便利なのだとか。

床・家具・建具のほぼすべてが道産のトドマツ仕上げ。木の香あふれるリビングにはテーブルやソファを置かず、昔ながらのちゃぶ台を愛用している。

ガラス戸から直接庭へ出入りできる。畑をつくるのが楽しみ。

吹き抜けで2階とのコミュニケーションもスムーズだ。

木の風合いがやさしいオリジナルキッチン。ガスコンロの背面には大容量の食品庫が。

現在フリースペースとして活用している2階ホールは、将来的に2室の子ども部屋にできるよう分割可能な設計に。

寝室は布団で寝る畳の間。天井の勾配を利用して設けたロフトは、父と子の秘密基地に。

オリジナルの洗面台の横には下着やリネン類が入る収納。右手の引き戸で玄関とつながる。

ビルダー情報

会社名 (有)ビオプラス西條デザイン
代表者名 西條 正幸
建築業許可番号 建設業許可番号/北海道知事許可(般-27)石第14917号、一級建築士事務所/北海道知事登録(石)第4897号、住宅性能保証制度業者登録:21006304
所在地 〒0028081 北海道札幌市北区百合が原4丁目8-1
電話番号 011-774-8599 FAX番号 011-774-8581
営業時間 定休日
設立 平成5年10月 資本金 300万円
業務内容 自然素材住宅の設計・施工、店舗デザイン・施工、自然素材住宅のリノベーション、道産無垢の木の家具デザイン・製作
取扱い工法 木造在来工法
価格の目安
アフター保証 住宅性能保証制度(財)住宅保証機構、まもりすまい保険
取扱いエリア
取扱い坪単価 70〜80万円以上 施工実績
ホームページ http://www.saijo-d.com
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