身も心もあたたまる
二度目のマイホーム

吹き抜けのある住まいが憧れだったと話す施主のTさん。広々とした空間でも寒さを感じない知人宅に感動し、建て替えるなら吹き抜け&床暖房の家、と決めていました。いよいよ老朽化が目に余り、新たな住まいづくりに着手。モデルハウスや見学会に赴いて比較検討した結果、暖かい住まいづくりで地域に定評のある三浦建築設計に依頼しました。広い玄関ホールから続くLDKは、既存の庭を臨むように配された吹き抜けのあるのびやかな空間。板張りの壁と石タイルによる炉台、そこに鎮座する鋳物の薪ストーブと、二度目の新居にふさわしい貫禄を感じさせます。「床暖房だけのつもりでしたが、前の家でも薪ストーブでしたので、主人の楽しみのために」と奥さん。補助的な暖房と位置づけることによって、薪をくべる行為が作業ではなくゆとりの時間に変化します。「家づくりに関しては自由にさせてくれて、現場をあまり見に来なかった主人が『やっぱりいいなぁ』って」そう話しながら、理想の新居の完成に思わず笑みがこぼれます。