住まいの提案、秋田。 vol.17 (P34〜)掲載情報

(有)加藤哲建築事務所

今しかない時を刻み
住まい手とともに育つ家

その家で歳を重ねた自分を想像したことがあるだろうか。このN邸は、熟練の社員大工による丁寧な木工事と、一級建築士たちの感性で現代的なニーズを満たした和の住まいに定評のある加藤哲建築事務所が、若い夫妻の新居として提案した住まいだ。施主は共働きで子育てに取り組むNさん夫妻。「家に関するアドバイスだけでなく、生活面での助言や、空き地の所有者を探して交渉してくれたり、親身になってくれました」と奥さん。住まい手と作り手が二人三脚で見つけたのは南側に開けた住宅地。庭や菜園づくりを共通の趣味にと願う夫妻のため、十分なスペースを残して建つN邸は、東面と南面に軒のある縁側が回されている。深めの軒は少しの雨なら窓を空けたまま通風を確保でき、夏の日差しを遮るのにも有効だ。リビングの延長となる縁側は、庭作業の休憩や、子どもの外遊びを見守るスペースとなる。懐かしさと新しさがバランスよく取り入れられ、今だけでなく数十年後の自分たちにも馴染むであろう、懐の深さを持つ空間だ。 ……続きは誌面でどうぞ

他の実例と「我が家マーク」

玄関には奥行きのあるシューズクローゼット

開放感・採光ともに十分なボリュームで2階のオープンスペースと通じた吹き抜け。1階は夫妻の希望による栗の床材を使用

キッキン収納や丸柱、雪見障子など、素材と手仕事の温かみが感じられる心地よい空間

障子と造作棚など丁寧に作り込まれ綺麗に揃えた線が美しいキッチンからの眺め

シンクとコンロは調理に集中できる壁側に置き、料理の盛り付けをしやすいよう食器棚と対面カウンターを組み合わせたキッチン

シンクとコンロは調理に集中できる壁側に置き、料理の盛り付けをしやすいよう食器棚と対面カウンターを組み合わせたキッチン

「子どもが走り回って遊べる間取り」と「個室感のある畳の間」という要望に応え、玄関脇に据えられた和室。二方向の出入り口はリビングに繋がる

階段板に見える丸柱の欠き込みや、八角形に面取りされた木製の手摺り、収納棚の真鍮のレールなど、暮らすほどに実感する細やかな仕事

2階は床材・梁材ともに秋田杉を使用。力強い構造材を表しにしてアクセントに

ビルダー情報

会社名 (有)加藤哲建築事務所
代表者名
建築業許可番号 秋田県知事(般-22)9714号
所在地 〒0100941 秋田県秋田市川尻町字大川反233-24
電話番号 018-838-4107 FAX番号 018-838-4108
営業時間 定休日 特に決まっていない
設立 平成1年11月(創業/昭和57年9月) 資本金 500万円
業務内容
取扱い工法 在来木造住宅(プレカットによらない)
価格の目安 平均的坪単価 40〜70万円未満
アフター保証 「JIO」地盤保証登録、住宅瑕疵保険登録
取扱いエリア
取扱い坪単価 施工実績 195棟(増改築は含まず/過去26年)
ホームページ http://www.kato-archi.com
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