住まいの提案、秋田。 vol.11 (P60〜)掲載情報

村岡組デザイン (株)村岡組一級建築士事務所

増えていくモノと共存する
暮らしを整える家

 この家に住む一家は夫婦と息子2人の4人家族。学校で部活動に励むにつれ、その道具類も増え、モノとヒトの関わり方が新築の大きなテーマとなった。
 玄関ホールに入ると目を引くのはやはり大胆な収納計画。シューズクロークの先にファミリークロークが連なり、さらにL字となって脱衣室まで続き、そこにも大容量のファミリークロークが。徹底して「モノ」の収まりを考えた住まいづくりがなされている。この収納配置の流れは帰宅後の動線から導かれたもので、玄関やインナーガレージの勝手口から帰宅後は、上着類をクロークに収納し室内着に着替えて汚れ物を洗濯カゴに入れる。この一連の動作がウォークスルーの収納スペースのみで完結することが日々の快適につながった。収納内部を通りぬけできるため、空気が滞ることもなく、収納する衣類などのコンディションにも有効だと話す設計者の村岡さん。「要望はインナーガレージからの動線を工夫することと収納を充実させることの2点が主でした。行き止まりのない動線と収納計画ですっきりと暮らしの整う家になりました」。室内は村岡組デザインの得意とする健康に配慮された自然素材が用いられている。「設計にも素材にも気をつけていることは『人が住む』ことに適したものであるかどうかです。人も生き物ですから、感覚的なことも踏まえて」。LDKは軒の深いデッキを介して庭とつながる。外との繋がりが得られると同時に、外から守られているという安心感も抱き、生き物として潜在的に求める暮らしが垣間見えた。

他の実例と「我が家マーク」

ウッドデッキの床材はウェスタンレッドシダーを用いた

LDKには家族が同時に使えるボリュームのスタディスペースを。床は30mm厚の無垢板張り

和室は趣味の部屋。急な来客時はモノの一次避難場所にもなる

作業効率に優れたセミオープンのキッチンはパントリーにつながる

2階のコンパクトな主寝室にも収納は充実

勉強机のカウンターは開放的に日差しを取り込んで明るく、ベットの予定スペースは天井高を低くして安心感を

ウォークスルークロークの先に脱衣室、その先の突き当たりが浴室

正面の玄関ホールからコート掛けとシューズクロークが続く

ガレージからもアクセスできるシューズクローク

ビルダー情報

会社名 村岡組デザイン (株)村岡組一級建築士事務所
代表者名 村岡 志朗
建築業許可番号 秋田県知事許可(特-23)第11065号
所在地 〒0101413 秋田県秋田市御所野地蔵田5丁目22-20(御所野モデルハウス)
電話番号 018-874-8907 FAX番号 018-874-8647
営業時間 定休日
設立 昭和14年 資本金 3,000万円
業務内容 特定建設業、宅地建物取引業、一級建築士事務所
取扱い工法 木造在来軸組工法、ログハウス、ポスト&ビーム、ティンバーフレーム
価格の目安
アフター保証 住宅瑕疵担保保険(ハウスワランティ)地盤保証、全棟構造計算、全棟VOC検査、全棟ホウ酸防蟻処理、全棟放射能検査、全棟電磁波検査、全棟防音測定、自社アフター保証制度、定期点検、サービスメンテナンス受付(年中無休)
取扱いエリア 秋田県中央・県南
取扱い坪単価 50〜80万円未満、80万円以上 施工実績
ホームページ http://www.muraokagumi.jp/
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