住まいの提案、秋田。 vol.9 (P38〜)掲載情報

(株)三浦建築設計

豪雪地域の知恵と左官の腕が光る家

庭と一体となった平屋の家。
この住まいの施主であるS さんは長く建築に携わってきた左官職人だ。
三浦建築設計によるFP の家の暖かさの評判を聞き、新築工事を依頼した。外壁のモルタル塗り、コンクリート土聞や室内の漆喰など、随所にS さんによる左官仕事の技がきいた言わばハーフビルドの家だ。軒のかかった犬走りや玄関土聞は平滑に仕上げた後に黒い那智石をひとつずつ埋め込む手の込んだ那智埋め仕上げ。
「今はサイディングの外壁やクロス張りの壁が多くなったけど、やっぱり手で塗って仕上げたものは趣がある。自分の仕事だから言う訳じゃなくて、感覚としていいと思う」

壁や床の仕上げだけでなく、プランにも夫婦で積極的に関わって家づくりを楽しんだ。
「前の家は冬の朝、床がとても冷たかった。子どもが独立して2 階は物置状態。私たち夫婦の今の暮らしに合う家でこれからの人生を過ごしたいと思ったんです」 そう笑うS さん。

二度目の新居は奥さんの希望を汲んだオープンキッチンから各所を見渡せる使い勝手の良いワンフロア。左官の腕を存分に振るって塗り上げた住空間は、夫婦で顔を見合いながら心明るく暮らすための配慮が随所に満ちている。

この施工例の我が家マーク

他の実例と「我が家マーク」

軒天の木部が美しい犬走りには那智埋めの大固な模様。鯉を放つL字の堀を軒下に設けたのも豪雪地域ならではの工夫

広い廊下によって玄関ホールから右手がLDK、左手が寝室や予備室に分かれる

秋田の象徴である稲わらを壁に埋め込んだ漆喰壁が迎える玄関ホール

屋根の勾配に天井を沿わせることで空間の変化や開放感が生まれる。リビングの壁はコテ目を見せるナチュラルな漆喰仕上げ

床座に親しんだライフスタイルに合わせてリビングはフロアと段差のない埋め込みの畳敷きに

リビング・ダイニング・和室、どこにいても見通しのいいオープンキッチン。キyチン奥には非断熱のパントリースペースがあり使う場所にストックできる

槐(エンジュ)材の床柱が存在感ある和室は建具で仕切れば客聞にも

水まわりの壁面もすべて漆喰仕上げ

ビルダー情報

会社名 (株)三浦建築設計
代表者名 三浦 俊治
建築業許可番号 建設業許可番号/秋田県知事許可(般-22)第12397号、宅地建物取引業免許/秋田県知事(2)第1992号
所在地 〒0190701 秋田県横手市増田町増田字伊勢堂南76-1
電話番号 0182-45-4060 FAX番号 0182-45-4010
営業時間 定休日
設立 昭和49年 資本金 1000万円
業務内容
取扱い工法 FP工法
価格の目安 平均的坪単価 50〜70万円未満
アフター保証 毎年冬期巡回メンテナンス、瑕疵保証10年、ウレタンパネル50年(無結露)保証
取扱いエリア 県南
取扱い坪単価 施工実績
ホームページ http://www.fp-miura.com/
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