住まいの提案、愛知 vol.1 (P74〜)掲載情報

松原建築計画

大窓のあるアトリエとスキップフロアでつながる
2階のリビング・ダイニング・ワークステーションがあるすまい。

デザイン関係の仕事を自宅で行うSさんの住まいの計画は、名古屋市東部に位置する長久手市での土地探しから始まりました。近年、市街化が進み若い世代や学生が多く暮らす活気あふれる地域の中、計画候補地となった敷地の周囲は住宅が建ち並び、街並みが形成されつつありました。西方、名古屋市との境界にあたる猪高緑地は小高い丘となっています。敷地はそこを頂点になだらかに東に傾斜してる造成地の中腹に位置しています。西を望むと近隣住宅の上方に猪高の森が、東の遠方に猿投の山々を望む事が出来ます。視線のレベルを2階に上げるとそれらをさらに望むことが出来ます。開放感のある気持ちの良い高い天井・抜けのある窓からの眺めを取り込む為、2階にパブリックスペースを配置しました。

四季の移り変わりや光・風を、緑が映える庭を通して感じたい。住まいと仕事場を両立させたわくわくするすまいを実現したい。そのようなご要望から芝生と雑木の庭を囲むように建物をL型に配置しました。1階のプライベートな各個室からも、2階のパブリックスペースからも庭の緑、季節の移ろいを身近に感じる事のできるプランとなっています。

2階のパブリックスペースは斜線規制で切りとられた屋根形状を利用した一室空間の中に、ダイニングキッチン、リビング、ワークステーションをスキップフロアでつなぎ、家族がどこにいても程よい距離を保ちながらお互いの気配を感じる事の出来る居場所を配置しています。
また、ご主人の仕事場である吹抜のアトリエは打合せスペース・作業場・ロフトの資料置場がスキップフロアで構成され、道路に面した明るい大きな窓から空を眺める事が出来、気持ちの良い空間となっています。

素材の特性を生かし、年月を重ねるごとに深みの増すすまい。モルタル、木材、塗料など、ありふれた素材で手に触れる感覚やにおいを大切に、生活していく住み手が造り込んでいく豊かなすまいが出来ました。

モルタル仕上げの玄関土間、左手がアトリエ(仕事場)となっている。上部の吹抜けと格子状の廊下から光が差し込む。2階のパブリックスペースから1階の様子が感じられる。

吹抜のアトリエ。打合せスペース・作業場・ロフトの資料置場がスキップフロアで構成されている。大窓から明るい日差しが差し込む。

斜線規制により片流れの空間となっている2階のダイニングキッチン。家具職人による仕立てのよいメープル材のキッチン・背面収納家具、丸いダイニングテーブルも空間に合わせてオーダーした。

リビング、ワークステーション(書斎)はスキップフロアで繋がる。大工製作の造り付本棚とカウンタースペースは家族共有の書斎となっている。

白いモザイクタイルとホーロー浴槽、木塀に囲まれた坪庭に面したプライバシーを守りながらも開放的で明るい浴室・洗面室。グリーンや空を見ながらの入浴を楽しんでいる。

ビルダー情報

会社名 松原建築計画
代表者名 松原 知己
建築業許可番号 一級建築士事務所/愛知県知事登録 (い-25)第11750号、 一級建築士/国土交通大臣登録 第297817号
所在地 〒4630001 愛知県名古屋市守山区上志段味羽根476番地
電話番号 052-700-6911 FAX番号 052-700-6912
営業時間 定休日
設立 2008年 資本金
業務内容 住宅を中心とした建築の設計及び監理
取扱い工法
価格の目安
アフター保証 建築家賠償責任保険加入
取扱いエリア
取扱い坪単価 施工実績
ホームページ http://matsubara-architect.com/

その他の掲載情報

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